2007/01/28
こんなトラブルも
50と100のビンテージ限定の話。図番の「1・5・6・11」に注目ー。まず、この6番はホイルハブというモノで、ドライブシャフトに刺さり、3番のナットで締まってるのです。そして、このホイルハブに5番のブレーキドラムをはさんで(このはさんで、という表現にも注目)ホイル(タイヤ)を1番のナット4本で締め付けるのです。今日のトラブルは、このブレーキドラムのはさみ方にあった。ホイルハブとドラムの位置決めは11番のちっさいボルト1本のみなのです!この位置決めを失敗すると、1番のボルトがうまく入らない。下手するとホイルハブや1番ボルトを痛める。今回はまさにそれ、痛んでました。ボルトは1本なめてしまっていて、ホイルハブのねじ穴も痛んでいた。一本痛むと連鎖反応が進んで他のボルトや11番の位置決めボルトも痛める。そーなると大変です。幸いにも修正できる程度の痛みだったのでよかったですが、部品交換になっても致し方ないトラブルですよ、これ。すごーく大事な部分ですしね。このトラブルのほとんどはブレーキドラムの位置決めにありますが、他にもタイヤの空気圧や位置決めボルトの締めが甘いとかいろいろ原因はあります。あっそうそう、ホイルには位置決めボルトのアタマがでる穴があけてあるのですが(これも位置決め用)、たまーに知ってか知らずか、その穴無視でホイルがはまってる場合も!位置決めボルトの箇所に「ポコン」と山ができてます^^;実際は、個人でここまでばらす人は少ないので、お店側の問題なんでしょうね。ベスパ屋ならこの位置決めなんかはわざわざ考えるほどのことではない、はず。なんせ、コツといえるかどうかも怪しいほどのコツぐらいしかないし。